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認知症研修会

実施日:平成26年02月~04月 場所:マスカット薬局 本部


認知症の人は約462万人になると推計されており、その診断、治療、ケアの推進が社会的にも重要な課題となっています。保険薬局では薬物治療を含む全人的なケアの要として患者様のみならず、その方にかかわる人々へのサポートも期待されています。薬局内だけではわからない事は多く、認知症勉強会は、ご本人様の感じていることや、実際に介護に関わる方の大変さ、どのようなサポートが必要とされているのか、全体的に学ぶ事を目的としています。
勉強会は下記の通り開催いたします。この勉強会は認知症への理解を深め、充実した服薬指導、ご家族の方へのサポートがおこなえるよう、職種を問わず薬局のおおくの職員が参加できるよう計画いたしました。

 

第1回 認知症とはどのような疾患か? (平成26年2月6日)

勉強会内容

認知症研修会1病理、医師の診断基準、専門用語など認知症について理解する認知症の人とそのご家族の皆様の心の世界を理解する。

参加者感想

本店管理栄養士 西垣

認知症の原因や症状から、認知症の方の思いや感じ方まで学ぶことができました。VTRで、認知症患者様を理解することで良好な関係を構築したケースがありました。本人の想いを知ることが大切で、そのためにはコミュニケーションをとること、生きがいを見つけることが必要なのだと思いました。

備前店薬剤師 安野

認知症の症状について全体的な説明を受けた後、実際に認知症になっている方と、そのご家族や介護施設の方のケアの様子を記録したビデオを見せていただいた。やはり、実際の生活の様子を拝見するのは深く印象に残るものだった。ご家族の方がいかに苦労されているか、また施設の方がセンター方式など専門的な方法も活用しながら、認知症の人の個性や特徴を把握しながら、できるだけご本人が生き甲斐をもって幸せに過ごせるように努めているかがわかった。翻って、自分自身は薬剤師としての専門性をどう生かすか考えさせられ、まずは適切な情報が提供できるよう、今回のような研修を通しながら知識を吸収していこうと考えた。

 

第2回 認知症の薬と服薬指導について (平成26年2月27日)

勉強会内容

認知症研修会2アルツハイマー型認知症治療薬の各種製剤特性について。認知症患者の嚥下障害と高齢者にとって服用しやすい剤形とはなにかについて。

参加者感想

本店薬剤師 佐古口

アルツハイマー型認知症治療薬について、それぞれの特徴を確認できた。口腔内崩壊錠の製造方法や苦みのマスキング、様々な剤形等、服用の負担を減らすための工夫について聞くことができた。認知症の薬に限らないことだが、それぞれの服用能力に応じた剤形の選択に加えて、服用方法の工夫についても知識を得たいと感じた。

奈義店薬剤師 小川

認知症治療薬の特徴と使い分けについて学ぶことができました。認知症治療では認知症による症状と周辺症状が問題となりますが、その中心となる認知症症状の悪化をいかに緩やかにするかが重要であることを学ぶと同時に、副作用により治療維持量まで投与量を増やすことの困難さも学ぶことができました。今回の研修で得た知識を基本知識として、医師の治療意図を組みながらの業務を行いたいと思います。

 

第3回 実例をもとにしたディスカッション(平成26年3月13日)

勉強会内容

認知症研修会3実例をもとに服薬指導などについてのディスカッションを行いました。

参加者感想

本店薬剤師 矢野

認知症の方への服薬指導の実例をみて、これまで服用していたはずの薬を「いつもと違う」と言われたら、実際に自分も困惑すると思う。しかし、初めから話が通じないと決めつけるのではなく、患者さんの不安、疑問を解決するよう、丁寧に話をきき、一緒に考え、説明・対応していくことが大事だと学んだ。

備前店薬剤師 杉浦

認知症患者への服薬指導について実際に何が問題となるのかディスカッションし、どのような対応が必要か、実際に薬剤師ができることは何があるか話し合うことができ、よりよい対応とは何かを考え、質の向上を心掛けていきたいと感じました。

 

第4回 医師による症例検討、実際の診療について (平成26年4月3日)

勉強会内容

認知症研修会4日本精神神経学会精神科専門医指導医の資格を取得されている先生をお迎えして、認知症における薬物療法や注意点などについて講演して頂きました。ADのリスクファクター、中核症状や周辺症状、4種類の抗AD薬の特徴、周辺症状に対する薬物治療など実際の処方について詳しくお話ししていただき、医師の立場からの考え方を学ぶことができ実りある勉強会でした。

参加者感想

本店管理栄養士 西垣

認知症の危険因子はいくつもあり、その中でも生活習慣病は栄養面からのサポートにより予防・治療することができます。また、高齢かつ認知症の方が多く、食事の面での考慮が必要になってきます。一人ひとりの患者様に合った情報を提供できるよう、さらに知識を身につけていきたいです。

倉敷店薬剤師 安倉

神経内科、精神科ご専門の立場での、認知症の治療について詳しくご教授下さりとても勉強になりました。特に、認知症にともなうBPSD症状の対処法について、どういう症状の方にどういう薬を使っているのかの、先生の治療方針を学ぶことができ、日々の業務の中での疑問点をクリアにすることができました。また、パーキンソン病に伴う認知機能の低下の患者さんに対する薬のアプローチに関してもアドバイスをいただきました。今後の業務に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

湊店薬剤師 秦野

医師の経験からのお話のため大変参考になりました。認知症は双極性障害に発症率が高く合併している事も多いとの事でした。中でも周辺症状に対する薬物の選択について大変勉強になりました。ベンゾジアゼピン系薬剤は使用しにくいため、易怒性等にはデパケン、リーマス、ラミクタール、セディール等を使用するとの事でした。譫妄等で非定型抗精神病薬を使用する場合、糖尿病の有無を確認してから薬剤を選択して低用量で使用するとの事でした。医師の処方意図を理解出来たため今後の服薬支援でより的確な説明をするように心がけます。

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