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取り組み

「花粉症の予防と対策」の講演会を開催しました。

日時:平成27年04月23日  場所:倉敷紀念病院
薬剤師 安倉央


平成27年4月23日に倉敷紀念病院様のホールをお借りし、「花粉症の予防と対策」という題名での講演会をさせていただきました。

花粉症症状

倉敷紀念病院講演日本人の4人に1人は、花粉症と言われています。花粉症の特徴は、原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状がでる点です。なので、別名季節性アレルギー性鼻炎と言われます。
症状は、鼻の3大症状(くしゃみ・鼻水・鼻詰り)と目の症状(かゆみ、涙、充血)などが代表的ですが、それに伴う症状(睡眠障害、イライラ感、疲労、思考力の低下、外出の支障)などが問題となるケースも多い病気です。

花粉症メカニズム

  1. 花粉が目や鼻から入ってくる
       ↓
  2. リンパ球が花粉を異物と認識するとリンパ球がIgE抗体を作る
       ↓ 
  3. IgE抗体が肥満細胞にくっつく
       ↓
  4. 再び花粉が侵入すると肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌される
       ↓
  5. その化学物質が神経や血管に刺激を与えることで、鼻水や目の痒みなどの症状が生じる

代表的な花粉の飛散時期

  • スギ花粉 1月~4月にかけて

  • ヒノキ花粉 2月~5月にかけて

  • イネ科(カモガヤなど)5月~夏場にかけて

  • なぜ日本人はスギ花粉症が多いのか?

    スギ花粉戦後の木材不足解消のため、多くの天然林が成長の早いスギに植え替えられ、スギの人工林が増加したことが原因です。現在は海外からの安い木材を輸入されることがおおく、伐採されないままのスギが多く残っています。また、スギの花粉は樹齢50年以上のものから多く飛散し、スギの寿命は100年近いとされているため、今後も花粉症患者が増大していくと言われています。また、地球の温暖化や都市部のアスファルト化も原因と言われています。

    花粉症の診断

    花粉症の診断①問診
    ②血清・抗体検査(血液検査)
    ③鼻鏡検査(鼻の中の診察)
    ④鼻汁検査(鼻水を検査)
    ⑤その他(皮膚テストなど)
    これらの結果から総合的に判断されます。

    花粉症の治療

    肥満細胞からのアレルギー物質の放出を抑える薬、あるいは炎症そのものを鎮める外用薬などが治療の中心となります。 飲み薬、目薬、点鼻薬など様々な剤形があります。

    薬局の活用法

    薬局には病院でもらうのと同じ成分の薬が市販されています。あらかじめご自身で対処法などを分かっておられるかた、病院での受診が出来ない方は薬局で販売している薬で症状を治療することもできます。また、正しい薬の使い方の説明なども受けることが出来ますので、気軽に薬局に立ち寄ってみて下さい。

    ご家庭でできる花粉症対策

    ●外出時の花粉症対策

    ・テレビ、新聞などで花粉情報のチェック
    ・外出は花粉に触れないようにマスク、メガネなどをつけ完全防備
    ・花粉は外で払う、帰宅後は洗顔うがいをする

    ●家の中での花粉症対策

    ・ドア、窓を閉める
    ・掃除をこまめに行う

    ●就寝時の花粉症対策

    ・布団を外に干さない
    ・枕元の花粉を拭き取る  など

    薬局でよく受ける質問

    Q.目を洗うことは良いこと?

    A.目についた花粉やほこりなどの異物を取り除くのに、目を洗うのは効果的。ただし、目の表面は涙で覆われており、その涙が目を守っています。涙の成分と異なる水道水で目を洗うことは、目の細胞を傷つけ、また涙も洗い流してしまいます。なので、目を洗う時は市販の人工涙液(市販名;ソフトサンティア)などを使って下さい。

    Q.目がかゆくて我慢できないときは?

    A.冷たいタオルでかゆみを抑えましょう。かゆいからといってかいてしまうと炎症などが悪化してしまうことがあります。そこで、かゆみがつらいときは冷たい水でしぼったタオルを目に乗せて冷やしてください。冷やすことでかゆみが楽になると言われています。

    Q.鼻を洗うことはよいこと?

    A.鼻の中の異物を洗い流すのには効果的です。ただ、塩素を含む水道水で洗ってしまうと鼻の粘膜を傷つけてしまうので、洗う時は細胞液に近いもの(生理食塩水など)が市販されているのでそれを使いましょう。
    また、鼻を加湿し潤わすことも効果的です。

    Q.鼻をかみ過ぎて荒れてしまった場合は?

    A.荒れた部分を油分100%のワセリンで保護しましょう。乳液などを使うと、傷がある場合は悪影響を及ぼす可能性があります。
    また、鼻が荒れないように、鼻をかむときは保湿ティッシュを使用するのも良いです。

    Q.花粉症は症状が出てから治療でよい?

    A.毎年、花粉症でつらい思いをしている方は、症状が出る前や軽いうちから治療を開始する「初期療法」をおすすめします。花粉が飛び始める2週間くらい前から薬を使用しておくと症状が軽くてすみます。

    薬局に相談


    皆様、質問などありましたら、お近くのかかりつけのお医者さん、耳鼻科のお医者さん、
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