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取り組み

第21回 日本医療薬学会年会

日時:平成23年10月1日(土)~2日(日)
場所:神戸国際展示場等

神戸で行われた日本医療薬学会年会に参加しました。
今年の年回テーマは、「Enjoy Pharmacists’ Lifestyles」。
薬剤師1人1人が、臨床現場で解明されていない多くの問題を解決するための工夫と行動をすること、
これがまさに「薬剤師をエンジョイすること」。

これから自分たちがどうあるべきなのか?様々な興味深い講演・発表を拝聴することができました。
今回の学会の内容をご紹介させていただきます。

日本医療薬学会年会 ポスター発表の内容

保険薬局における医薬品情報管理室の役割       本店 砂古口 裕佳子

第21回 日本医療薬学会年会

 保険薬局でこれから医薬品情報管理業務に取り組んでいこうとしている薬剤師の方とお話しする機会を持てた。また、一人薬剤師で業務をされている方が効率的な情報収集・管理に苦労されている話を聞き、医薬品情報管理業務の重要性が高まっていることを再認識した。

日本医療薬学会年会 参加者の感想

第21回 日本医療薬学会年会 第21回 日本医療薬学会年会

備前店
安野 和浩

〔研修内容〕
在宅医療は今後、より急速に進む高齢化社会で必然の医療であるが、例えば、シンポジウム“チューブのついた患者の退院調整”で討論されていたように、現状では対応している薬局が少ない(10%以下の薬局)。
理由としては必要機器の準備、法整備の遅れ、薬剤師自身の情報・力不足、他職種とのコミュニケーション不足などがあげられる。しかし、現実に患者さんが待っている状況であり、現在出来ることを志のある薬剤師が一つ一つ問題を解決しながら在宅医療を推進している。

〔どう生かしていくか?〕
今後も関連の情報を収集していくこと、薬剤師としての専門知識・技能を整えることで、在宅医療の実施や、情報通信技術(ICT)の活用に備える。それを土台として、自らもデータを作成・解析することや方法を考える。

備前店
杉浦 聡

〔研修内容〕
シンポジウム:“医領”解放構想とメディカルイノベーションに参加した。
薬局薬剤師が地域医療においてどのような役割を期待されているか。医療行為は医学的・看護的・薬学的評価が必要であり、バイタルサインとフィジカルアセスメント、ICTの活用が必要である。また、CDTMの概念を持ち、地域医療においてどのように貢献できるのか考えていくべきである。
iPad や iPhone をはじめとしたICTの発展により、高度な医療技術の正確性・安全性が向上し、業務の効率化が図られた。ICTの活用により、医療の可視化、医療崩壊の原因となる規制や障壁など、医の領域を解放することで、だれでも高度な医療を享受できる環境を目指す。

〔どう生かしていくか?〕
薬剤師の役割、他職種から求められることを意識し、薬・人体・疾患について学び、薬学的評価ができるよう勉強する。積極的な情報提供、発表をできるようにまとめていく。
ICTの活用は、今後の医療において必要であると感じたが、本学会では医師のプレゼンが主であり、参考にして薬局での活用について具体的に考え実践していく。

本店
砂古口 裕佳子

〔研修内容〕
病院薬剤師の業務に関わる講演が多かったが、外来化学療法の話では内服抗がん剤を含むレジメンが増えており、保険薬局とのチーム医療、薬薬連携が重要となってきているとのことだった。
保険薬局薬剤師にもチーム医療の一員としての役割があり、病院薬剤師をはじめとした他職種とスムーズな連携をとるためには、ある程度共通の知識が必要であると思った。

〔どう生かしていくか?〕
医薬品情報管理業務について知識を深め、実際に活動に関わり、現在の取り組みをさらに発展させていきたい。そして今後も継続して活動報告をしていきたいと思う。
また、他職種と共通の知識を身につけるためにも、勉強会などに積極的に参加していきたいと思う。

奈義店
坂東 志津子

〔研修内容〕
エンパワーメントによる糖尿病治療支援にとても興味があり、この関連のシンポジウムで、はじめて「糖尿病劇場」を観ることができた。
私自身が、糖尿病劇場に登場する薬剤師だったら、患者さんだったら、と想像しながら、糖尿病をはじめとする慢性疾患では、患者さんの思い、考えや背景を理解し、どうすればよいかを一緒に考えながら共に取り組んでいくことが大切だと感じた。

〔どう生かしていくか?〕
地域の保険薬局だからこそ、慢性疾患を抱える患者さんのケアを、継続的に、患者さんのご家族のケアも含めて実践することができるし、そういう役割を担っていきたいと思う。この利点を生かし、慢性疾患での薬物療法において、地域医療のチームの一員として役割を果たすことができるように、治療ガイドラインも含め、さらに勉強していきたいと考えている。

営業本部
大澤 佳子

〔研修内容〕
4つのシンポジウムに参加することができたが、共通していることとして、薬剤師の存在する環境の中で(環境とは、調剤を行う保険薬局、チーム医療、在宅、大学病院など)どんな場合でも、患者中心 つまり職種や立場ではなく「人間同士」としての対話を通してその時点で考えられうる最適・適正を目指して治療計画などを考えてゆくということを、どの先生も強調されていたことである。
学術的・専門的な知識を一方的に伝達するというのではなく、患者さんひとりひとり 個別に疾患、症状、生活環境なども考慮して対応し、かつ患者さんを取り巻く医療チームの一員としては「薬学的専門性で決断できる」ことを求められていたことである。
地域に根ざした、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師であり続けるために、社員ひとりひとりが自分の(自分にしかできない・自分に与えられた)使命・役割を明確にする必要がある。そのためのヒントを今回の学会で得ることができた。

〔どう生かしていくか?〕
薬剤師の新たな活躍の場を広げて、「薬学的専門性に立脚した決断できる医療人」となるために、現状の問題点を明確にし、行動目標を設定する。

営業本部
守安 洋子

〔研修内容〕
シンポジウム:医療薬学を支える医療情報システムに参加した。医療情報技師の資格の存在を認識した。医療は1施設だけではなく、病院相互、病院と保険薬局、保険薬局相互の関係へと進み、地域連携のシステム導入へと広がっている現在、1保険薬局だけで考えている時代は終わりを迎えていると思われる。
今後は、薬剤師の或にとどまらず、多職種と関わりながら、それぞれの幅広い専門知識を生かした情報システム構築の必要性を感じた。

〔どう生かしていくか?〕
ITと紙媒体を組み合わせた「ハイブリット型の情報提供」が現在の医薬品情報業務の主流となっている。今後、ハイブリット型の情報提供を考慮しながら、薬剤師が疾病管理にかかわることができるよう薬や疾病の基礎を含む情報提供を行なっていきたい。
そのためには、情報提供だけではなく、積極的に医療現場に参加して臨床に必要な知識を得る努力をしていきたい。

今回の学会で得たエッセンスを生かし、日々の現場で出会う大小の問題に薬剤師として取り組みながら、毎日を楽しく、エンジョイしていきたいと思っています。

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