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取り組み

第24回 日本医療薬学会年会

日時:平成26年09月27日(土)~28日(日)
場所:名古屋国際会議場等


第24回 日本医療薬学会年会

平成26年9月27日(土)・28日(日)の2日間、名古屋市の名古屋国際会議場にて、第24回日本医療薬学会年会が「新時代を拓く医療薬学フロンティア」をテーマとして開催されました。年会長講演、特別講演、教育講演のほかシンポジウム36題、教育セミナー、ワークショップ、口頭発表、ポスター発表などにおいて、幅広い領域での発表が行われました。薬剤師の専門分化が進む方向にある中で、幅広い領域においての情報交換が行われ、また、医師や看護師、患者からの薬剤師への期待や、薬剤師の目指すべき方向性を知ることができた学会でした。

第24回 日本医療薬学会 ポスター発表の内容

地域医療における共同薬物管理治療(CDTM)にむけた取り組み(第3報)CDTM導入による薬局業務改善

小川壮寛(奈義店)

学会写真1 平成23年より、地域におけるチーム医療を提供することを目的に、処方医と共同して事後報告に替えることのできる疑義照会をリソルブ疑義と定義し、リソルブ疑義として事後報告を行うポジティブリストを作成・合意し、地域医療型CDTMの導入を目指している。今回は、ポジティブリストの範囲を拡大し、平成24年1月~3月の実績と平成26年1月~3月までの実績を比較することにより、リソルブ疑義の範囲拡大による薬局業務の改善効果を検証した。これにより、疑義照会件数は減少し、事後報告件数は増加し、疑義照会率を低下させることができた。CDTM導入により薬剤師が主体的に業務を行うことにより、半数以上の疑義照会を事後報告とすることが可能であり、業務改善効果があることを示せた。しかし、医師の治療方針に影響を与えうる取り組みもあるため医師との信頼関係構築が重要である。今後は、他職種との職能理解・連携強化をさらに進めることにより、職域分担を実践していきたい。
今回の発表において、CDTMの先駆者である医師・薬剤師より、ご指摘とアドバイスを頂くことができ、我々の取り組みの方向性と向かうべき目標をより明確にすることができました。

マスカット薬局が応需する往診患者の処方箋内容と服薬支援についての調査

福嶋寛子(日本原店)

福嶋寛子在宅・居宅医療の必要性が高まっていますが、対象となる患者様について明確な基準がないのが現状です。今回は、病院の往診を受けたのち当薬局が調剤を行っている患者様について、 どのような特徴があるのか調査を行い、発表しました。
患者様の多くがお薬の一包化、日付管理、カレンダー管理を必要とされていますが、その具体的な割合やお薬の特徴をまとめることができました。対象のうち3割の方にお薬の配達を実施していることも明らかになりました。
発表の際には、なかなかお話できない他地域の薬剤師の方と意見交換ができ、大変参考になりました。今後も、薬局からの在宅・居宅医療の提案をテーマに取り組んでいきたいと思います。





参加者感想

私は現在、家庭医療専門薬剤師レジデントの1期生です。4月から奈義ファミリークリニックの松下明先生のもとで、医師が患者の診断をする過程を学び、病態をしっかり把握でき、臨床推論や健康アドバイスができる薬剤師になることを目標にしています。今回、日本医療薬学会のシンポジウムに参加して、「これからの薬剤師像」を学びました。講演の中で、医師が求めているのは、臨床推論が適切に出来る薬剤師であり、病態の知識をもって医療従事者と話をできる薬剤師ということが印象的でした。まさに、自分が今から取り組む研修プログラムであったので、今後学会において研修報告を行っていきたいと考えています。

(家庭医療専門薬剤師レジデント1期生 中西由恵)

今回は、初めて医療薬学会に参加させていただきました。自身は発表はしませんでしたが、医療薬学会の発表のレベルの高さを肌で感じ、今後の自己研鑽の必要性を実感させられました。 特に印象的だったのが、「褥瘡専門薬剤師」の活動についてです。薬剤師スキルを目一杯発揮するのによい領域であり、自身も近づけるように頑張りたいなと思いました。

(倉敷店 安倉央)

おまけ

懇親会1日目夜には、マスカット薬局参加者10名での食事会でおいしい料理を頂いた後、2グループに分かれての2次会となりました。1グループはワインをおいしくいただきました。もう1グループは日ごろお世話になっている就実大学の先生・学生、国立病院機構の薬剤師の先生方と合流し、大変盛り上がりました。

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