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取り組み

レジデント体験学習

日時:平成25年3月25日~平成25年3月26日
対象:徳島文理大学香川薬学部5年生(4名)

レジデント体験学習

徳島文理大学香川薬学部6年の学生4名が,医師の外来診察に同席,往診に同行し,高齢化社会における地域医療提供の形を薬剤師という職能から考察することを目的として,3月25日~26日の2日間,マスカット薬局奈義店並びに奈義ファミリークリニックにおいて家庭医療の実習を行いました。

レジデント体験学習

目次


  • 1. マスカット薬局見学
  • 2. 奈義ファミリークリニック外来診察同席
  • 3. 奈義ファミリークリニック往診同行
  • 4. 体験学習を終えての感想

1.マスカット薬局見学

レジデント体験学習処方箋が来てから調剤し投薬するまでの流れと,薬局アイテムについて,そして,他店舗や病院との地域連携について説明していただきました。印象に残ったのは,調剤だけではなく,地域密着型の保険薬局として,OTC医薬品(市販薬)や介護用品,生活用品など,日常に必要な製品が多数そろえてあり,ご高齢で出歩くことができない方のためには配達に取り組んでいたことです。患者さんだけでなく地域住民の方々への気配りがとてもよいと思いました。このような取り組みをすることにより,地域の方の健康をまもり,積極的に話しかけることにより,お客様とコミュニケーションを取ることでき信頼関係が成り立っていくのではないかと思い,これからの目標ができました。

2. 奈義ファミリークリニック外来診察同席

レジデント体験学習奈義ファミリークリニックには診療科はなく,一人の医師が多岐の診療科に渡って診察を行っていました。診察は丁寧であり,医師の主観を押しつける一方通行の医療ではなく,患者さんが自分の病態をどうとらえているかを聞きとり,患者さんの背景にあるご家族や生活事情も考慮した上での診察・治療を行が行われていました。また,患者さんとのコミュニケーションの大切さや信頼関係がどう作られているのかを学ぶことが出来き,松下先生の取り組んでいる「家族の木」,「生物・心理・社会モデル」,「幕の内弁当」が,将来薬剤師にも役立つに違いないと思いました。将来この方法を使用して,患者さんとコミュニケーションを取り,信頼関係を築くことができる薬剤師になりたいと思いました。

3. 奈義ファミリークリニック往診同行

往診を同行することにより,医師がどうやって処方箋を出しているのか,患者さんとどうゆうコミュニケーションを取っているのか理解できました。 外来同様,往診でも丁寧に診察を行い,患者さんだけでなく,ご家族に対しても確認するなど,ご家族を診察しているようでした。松下先生のおっしゃっていた「家族の木」がこれだということが分かりました。これは,医師だけでなく薬剤師でも取り入れて,患者背景を考慮することで,患者さんに対して親身になってお話を聞いて上げられると思います。

4.体験学習を終えての感想

今回実習に行かせていただいたマスカット薬局と奈義ファミリークリニックでは,家庭医療提供のための連携が成されていました。奈義ファミリークリニックの松下先生が「地域を病棟にする」と仰っておられたが,医師が往診に行く様はまさに病棟業務のように感じました。家庭医は,自分が治療できる範囲を的確に判断し,専門医による治療が必要な場合は速やかに総合病院へ紹介され,クリニックと病院の連携も垣間見ることができました。 家庭医と同様に,薬剤師も診療科に捉われない幅広い知識が必要であり,さらに,薬だけでなく病態や医学・解剖学の知識を身につけ,バイタルをとることが,単なる副作用のモニターで終わらず,医師がいないときの患者さんの状態を伝えられるような役割を持てるようになれば良いと考えます。そして,家庭医と同様に,家庭医療薬剤師という枠組みで地域の医療に貢献できれば,薬剤師も地域医療のチームに入っていけると思います。薬剤師が往診に同行すれば,その場で処方の変更を知ることができ,変更の理由もわかるため,患者さんの状態に応じた判断ができて,正しい服薬指導を行うことができます。また,患者さんの病態は時間の経過で変化していくため,薬剤師が関与することで,処方鑑査の役割も兼ね,剤形を含む処方変更を提案することもできるのではないだろうか。このように,薬剤師が処方箋発行前の段階に関われる可能性が見られ,とても貴重な体験ができました。これから先,今回の実習で感じたように,他の医療職からの信頼が得られ,責任を持った発言ができるような薬剤師となるため,今後も勉強し知識を身につけていきたいと思います。

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