家庭医療専門薬剤師レジデント制度

  • 家庭医療専門薬剤師レジデント制度
  • 医師と共同して家庭医療を

    提供する薬剤師を育成しています



家庭医療とは、家族丸ごとを継続してみていく医療です。
家庭医療を特徴づける3つの柱として「患者中心の医療」「家族志向のケア」「地域包括医療」があります。
「家庭医療専門薬剤師レジデンシー」は、これらのことを学ぶ4年間の教育制度として、家庭医の協力の下、運営しています。
そして、医師と同じ土台に立ち、日常生活の中で薬剤師としての専門性を活かし、地域の健康を支える人材を育成しています。



家庭医療専門薬剤師レジデント制度


  • 家庭医療専門薬剤師レジデント制度
  • 薬剤師は患者さんの「医療の窓口」として最適
    「医学部に入ったのに山奥の医者養成コースがない!」と僕が若い頃、悩んでいたことに再び直面しないよう教育環境を作る中で、医師だけを教育してもうまくいかない地域医療の現実に直面するようになりました。
    いろんな職種の人に、家庭医療を身につけるコースが必要だと実感し、まず看護師向けのコースをスタート。次は薬剤師、と思っていたところ、マスカット薬局の高橋社長から、地域で頑張る薬剤師を育てる仕組みを作りたいとご連絡いただき、「薬剤師に求められる機能は何か?」を相談しながら作った教育システムです。

    例えば、医師が2か月分くらい処方を出すときなど、次の診察までの血圧変動などを薬剤師が評価し、処方調節の提案をしてもらえたら助かります。
また、患者さんが最初に飛び込む場所である薬局で、症状から病態を推察し「今日、病院に行ったほうがいいですよ」とか、「明日まで待ってみては」といったアドバイスをしてもらえるといいですね。
今後もさらに発展させ、役割分担が一層できる時代になればと思っています。





< 略歴 >
平成3年 山形大学医学部医学科 卒業
川崎医科大学総合診療部 初期・後期研修
平成8年 米国ミシガン州立大学関連病院(Genesys Regional Medical Center)にて家庭医療学レジデント(行動科学の選択ローテーションのみこの領域のメッカであるニューヨーク州ロチェスター大学で行い、家族志向のケアを中心に学ぶ)。3年間の研修終了時、STFM Resident Teacher Awardを受賞。
平成11年 川崎医科大学総合臨床医学講師
平成13年 奈義ファミリークリニック所長
平成28年 津山ファミリークリニック所長 兼任
平成29年 湯郷ファミリークリニック所長 兼任

< 主な業績 >
  • プライマリ・ケア整形外来マニュアル(監訳)/エルゼビア・ジャパン 2008
  • 家族志向のプライマリ・ケア(監訳)/シュプリンガー東京 2006
  • ハリソン内科学(翻訳 凍瘡と低体温の章)/MEDSI 2009
  • スタンダード家庭医療マニュアル(分担執筆)/永井書店 2005
  • 困ったときに役立つ医療面接法ガイド(翻訳2・3章)/MEDSI 2001




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