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自分が薬剤師として
成長しやすい環境が決め手
薬剤師 今城 慶子
2018年入社 現在 倉敷店勤務
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現在の携わっているお仕事とやりがいを教えてください。処方箋応需からの調剤業務が中心的です。現在勤務している倉敷店では、1日あたり約150枚を超える処方箋に対応しています。
薬局の薬剤師として、調剤業務は基本の仕事とも言えると思いますが、日々仕事をする中で疾病と薬の関係性、薬の適正使用、他職種との連携、患者さまへのフォローアップなど、処方箋1枚1枚に対し、その都度適切な対応をすることに力を尽くし、経験を積んでいます。
その他、在宅業務、地域活動、来局者への各種相談対応など、これからの薬局が目指すべき”健康サポート機能”や”地域連携機能”といった部分にフォーカスした業務にも取り組んでいます。
業務を淡々とこなすだけではなく、その中で自分で考え実践することが結果的に自分自身の自信になるし、成長につながると実感しています。
マスカット薬局を選んだ理由はなんですか?
就職活動の時に、マスカット薬局が地域の方の健康を守るため、スペシャリストかつプロフェッショナルな薬剤師の育成のため、社員教育に力を入れている会社であることを知りました。私には、”地域の方に寄り添える薬剤師になりたい”という目標があり、自分が薬剤師として成長できやすい環境があることが決め手となりました。
入社してみて、マスカット薬局はどんな薬局でしたか?
一人一人の患者さまに対し、個々で対応するというよりは、他のスタッフと情報を共有できることが多いです。研修会への参加で身につくことももちろんありますが、上司やそれぞれの分野で活躍しているスタッフから現場で教えてもらうことは、やはりリアルで実践につながりやすいです。
日々真剣に患者さまと向き合っているスタッフの姿をみることは、私自身の仕事のモチベーションにもつながっています。
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就職活動する学生さんたちにエールをお願いします。国家試験の勉強や、就職活動は人生のターニングポイントとなるため、悩んだり不安になることもあるかと思います。自分を信じて、頑張ってください。
そして、学生のうちにしかできないことをたくさん楽しんで過ごしてください。
薬剤師になったら、一緒にマスカット薬局で働けるのを楽しみにお待ちしています!


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心の声に耳を傾ける、
やさしい薬局でありたい
薬剤師 松元 享平
2020年入社 現在 湊店勤務
現在の携わっているお仕事とやりがいを教えてください。
現在は精神科クリニックの門前である湊店にて、2024年5月から薬局長・管理薬剤師として勤務をしています。以前は国立病院さんの前の本店で勤務をして、五大疾患(がん、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、精神疾患)のみならず、神経変性疾患、炎症性腸疾患、自己免疫疾患、血液疾患をもつ患者さん、また専門的な治療を要する疾患の患者さんなど、各診療科から実にたくさんの背景をもつ患者さんの対応をしていました。そのなかで、精神科領域をじっくり学んでみたいという気持ちがあったこともあり、湊店への勤務となりました。
精神科の薬物治療は医師によって様々な解釈がある部分の面白さや難しさ、身体疾患との関係、様々な生物心理社会的な背景など、大変考えることがたくさんある診療科と感じています。ナラティブメディスンということを大学で考えてきた僕にとってはとてもやりがいを感じる領域で、日々様々感じながらときには悩みながら(でもそこが醍醐味です)業務にあたっています。
精神疾患を抱えた方は一見すると難しそうに感じるかもしれません、コミュニーケーション方法が独特に感じるときもあるかもしれません、しかしそのときは自分との感情的な共通性を見つけるようにしています。人間誰しも備わっている感情は共通しており、その表現の仕方が異なるだけだと知れば、精神科の患者さんを知るための基盤は築かれるように思っています。「わかってもらえていないのではないか」という感覚を患者さんに感じさせてしまうと、距離を作ってしまいます。表情や声など非言語領域のコミュケーションも参考にしながらどういうことを伝えたいのか受け取る力が必要だと感じています。その中で自分自身のコミュニケーションのあり方を見つめなおす経験も得られていると感じています。
- 就職先として薬局を選んだ理由はなんですか?これからの時代の流れを鑑みて、地域に根差していくことが重要と考え、病院という選択肢もありましたがあえて薬局を選びました。
薬局には医療機関としての側面だけでなく、コミュニティとしての機能も担える可能性があると感じています。健康教室など各種イベントの主催として、あるいは地域の方の健康状態の見守り役を行う専門家として、といった動きがしやすいのが薬局という場所のメリットだと思います。特にプライマリケアの領域などではよく耳にする言葉ですが、僕は「ナラティブベースドメディスン(NBM、物語に基づいた医療)」の重要性に気づき、学んでいました。それを現場に生かすための道具としてどのようなものが考えられるだろうかと模索していた時期がありました。そのような考えや、将来の展望を支援してくださる薬局であると感じて、マスカット薬局を選びました。
マスカット薬局に入社したきっかけは何ですか?
学生実習先で、地域でコミュニティを担うような薬剤師としての動きがしたいという話を雑談程度にしたときに、マスカット薬局の話がでました。偶然、大学院時代の恩師と社長に面識があったことも相まって、入社しようというきっかけとなりました。-
入社してみて、マスカット薬局はどんな薬局でしたか?薬局の仕事はとても忙しくやることも多いですが、周りのスタッフの人柄に支えられながら仕事をしているという感覚です。同じ店舗だけでなく、他の店舗で勤められている方にもとてもユニークな方が多いです。深い情報共有ができる場があるのはとてもうれしく感じています。
また、マスカット薬局では、新しいことができる空気があると思います。学会発表なども積極的にされている他の薬剤師さんの情報もよく入ってきます。大学院へ進学して学位を取られる方もおられるため、学術的なことに関するバックアップが強いと感じています。
入社前はどんな仕事をされていましたか?
マスカット薬局が最初の正社員での仕事です。学生時代はバイトをしていて、登録販売者として外国の方(主に中国、韓国、南アジアなどの方を中心)の対応を1年半ほどしていました。慣れない下手な英語を使いながら、外国のお客さんが何を言わんとするかをくみ取りながらのコミュニケーションでとても大変でしたが、文化の差を超えて人と関われたのは大変良い経験でした。また、学習塾で3年半ほど小学生、中学生、高校生に対して英語、数学、国語、理科など教えていました。役に立っているのかはわかりませんが投薬時に薬の説明を簡潔に行えるように努力するのと生徒に簡潔に勉強の内容を伝えるのは少し似ているような気がします。また、大学院で研究していた経験もあるのですが、そこではインタビューを行ってそれを分析するという質的研究という研究手法を行ないました。当時僕の故郷の熊本で震災があり、避難所に行ってフィールドワークを行いたいという僕の思いから着手した研究でした。この研究を行うには、質的研究が最適でした。薬学の領域ではあまりなされていない研究手法のため、教授陣の説得や、指導者が大学にいなかったので他大学の先生に手伝ってもらったりと大変でしたが、このような研究手法を「対物から対人へ」という時代の流れにもかかわらず、薬学の領域はあまり扱ってこなかったと感じた当時の僕は、自分の信念に忠実に研究を進めました。大学内でバタバタしたこともありましたが、うまく研究を終えることができ、評価も受けることができました。今でも質的研究に関する相談が舞い込んでくることもあります。この経験は自分の人生の中でかなり大きな出来事だったように思います。
就職活動する学生さんたちにエールをお願いします。
就職するとはつまるところ未来対しての選択だと思います。しかしながら、これからの時代がどう動くかは、僕も予測しながら動いてきたつもりではありますが、はっきり言って自分自身でもよくわからないなというのが正直なところですし、今もよく分かっておりません。そもそもどんな判断であれ、それが正しかったかどうかというのは事後的にしか明らかにならない。そしてその判断の物差しそれ自体も変化しうるような時代の流れの中で、どのように自己決定をして選択をして生きていくかというのはなかなか難儀な”問い”だと思います。どこに行ってもどんな選択をしてもおそらく問題は出てくるだろうし、わかったということよりもわからなさのままで進むということのほうが多いのではないかと感じています。今の学生さんは特にそのような状況におかれていると思っています。薬局の未来も厳しいことを話される場面も増えていますし、業務内容自体も一見均質になっていっているようにも感じます。
そのような前提のなかで何を根拠にしていくのかというのはもはや自身の直感と身体感覚以外ないだろうというのが今の僕の考えです。頭ではあることないこと様々考えますが、何となく面白そうなことや惹かれることというのが実は一番しっくり来るのではないかと。ぜひ、直感と身体感覚も大事にして就職活動してみてほしいと思っています。そして思想家の内田樹先生の言葉を思い返します。「おそらくこれからの時代の問題の解決策は新しさのなかに懐かしさが含まれているだろう」と。また編集工学を提唱した松岡正剛先生も「20世紀であらゆるアイデアは出尽くした、これからは既存の考えの編集が必要になっていくのだ」と言われました。新たな付加価値と思われるものも温故知新によってなされるのかもしれません。そのようなことを考えながら進路を決めて頂ければいいのかなと思います。


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仲間を迎える喜び、
薬局の今を届ける
薬剤師 石尾 みほ
2018年入社 現在 児島店(・本部)勤務
現在の携わっているお仕事とやりがいを教えてください。
新卒でマスカット薬局に入社し、倉敷店に勤務していました。入社5年目の時にお声掛けいただいてからは人事・広報業務を担当しています。人事業務としては学生のインターンシップの企画から採用に至るまでのマネジメント、広報業務としてはYouTubeやInstagramといったSNSを使った発信が主なお仕事です。
社内に人事広報の経験者がおらずゼロからのスタートでしたが、もともと学生に向けた仕事がしたいと思っていたので、チャンスだと思い、試行錯誤を繰り返し今に至ります。関わった学生さんが晴れやかな顔で入社式に並んでいるのをみるたび、仲間が増える喜びと責任を感じます。また、SNSでの発信を見てマスカット薬局の活動を知ってくださっている方も多く、学会など対外的な場で話しかけてもらえたりもします。マスカット薬局の取り組みが社外に届いている実感がわき、嬉しい瞬間のひとつです。
現在薬剤師としては7年目、児島店の管理薬剤師に選んでいただいたばかりです。管理業務も私にとって初めてのことで、日々店舗の薬剤師や調剤事務とコミュニケーションをとり、悪戦苦闘しながら頑張っています。
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マスカット薬局を選んだ理由はなんですか?学生時代、職種を問わずさまざまな企業の方とお話する中で、「社内教育・新人教育に力を入れている会社に就職したい」と思いました。
人を育てていこうという雰囲気がある会社は、十年後、二十年後にも文化や人がきちんと残っていくと感じたからです。
就活開始前は、病院の方が教育制度が充実しているイメージでしたが、ポートフォリオ学習・メンター制度などマスカット薬局の教育制度・取り組みに引かれ、志望しました。
マスカット薬局に入社したきっかけは何ですか?
ご縁が生まれた直接のきっかけは、大学4年生の時に岡山市主催の「ESDフォーラム2015in岡山」に参加した際、パネリストとして社長がお話をされていたことです。フォーラム後、少し社長と話す機会があり、「地域の方の健康を長い目で見て支えていきたいと考えている」と熱く語られたのを覚えています。
入社してみて、マスカット薬局はどんな薬局でしたか?
雰囲気としては「おだやか、でもキリっとした」薬局です。普段強く主張することはありませんが、目の前の患者さんに安心してお薬を飲んでいただけるよう、また何かプラスの情報を得て帰ってもらえるよう、知識の習得やスキルアップに励んでいる社員が多くいます。そういった社員ひとりひとりの向上心やプロ意識の高さ、やさしさが、この印象を形作っていると感じています。
正直入社した最初のころは社員の皆さんの熱意に圧倒され、気後れしてしまう場面もあったのですが、皆さんがとてもやさしく成長を見守ってくれたので、私もだんだんと自分の意見が言えるようになり、考えて行動に移せるようにもなりました。今、おだやかでキリっとした薬剤師に少しでも近づいていたら良いなと思います。
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就職活動する学生さんたちにエールをお願いします。人事広報の担当として、これまでたくさんの学生さんにお会いしてきましたが、今まで自信満々で応募してきた方は一人もいません(笑)。
私も、就職活動中は「こんな私でもきちんと働けるのだろうか」「採用してもらえるのだろうか」と不安に思っていました。
就職後に一つ一つ仕事を覚えていき、慣れてきたタイミングで、私の場合は人事広報や教育といった自分の興味や得意なことを活かすことをできる環境にも恵まれました。
学生の時点でやりたいことが見つかっていなくても、焦らずゆっくり、できることを増やしていけば大丈夫です。
就職活動は結局のところ、「ご縁」だとも思います。少しでもマスカット薬局にご興味があれば、どうぞお気軽にインターンシップ・薬局見学にお越しくださいね^^


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自分の強みがきちんと育つ
そんな薬局です
薬剤師 黒瀬 珠生
2024年入社 現在 倉敷店勤務
現在の携わっているお仕事とやりがいを教えてください。
現在入社から9カ月目、倉敷店で薬剤師として勤務しています。倉敷店は倉敷記念病院を中心に様々な医療機関の処方箋を応需しており、糖尿病や高血圧といった生活習慣病から指定難病のパーキンソンまで幅広い分野の処方箋に対応しています。
処方箋調剤業務に加え、在宅医療、健康教室の実施やイベントの開催等の地域活動にも力を入れており、地域の方々との交流を通して健康をサポートしています。
処方箋応需数も多く忙しい日々ではありますが、様々な薬に触れることができ、自身の成長を日々実感しています。
患者さまにも顔を覚えて頂き、薬の相談に乗る機会も増えてきました。
自身が成長が患者さんの役に立てることにやりがいを感じますし、それがモチベーションにも繋がっていると思います。
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就職先に薬局を選んだ理由はなんですか?私の思い描く理想の薬剤師が『患者さまに寄り添える薬剤師』だったからです。
患者さま1人ひとりに向き合っていくその姿勢や地域を支える薬剤師として成長できる環境に魅力を感じました。
実習は病院、薬局どちらもとても充実しており、病院薬剤師にも惹かれていましたが、最終的には患者さんとより継続的な関わりがしたいという思いで薬局を選びました。
患者さんが困った時に気軽に相談してもらえるような薬剤師になりたいと思ったからです。
マスカット薬局に入社したきっかけは何ですか?
大学時代の友人がマスカット薬局に実習に行っていたことがきっかけです。友人の薦めで薬局のインターンに参加し、マスカット薬局に興味を持ちました。
薬局の取り組みや理念について話を伺い、自分にぴったりな薬局だと感じました。
入社してみて、マスカット薬局はどんな薬局でしたか?
勉強会への参加、資格の取得、学会発表に熱心に取り組まれている方がたくさんいらっしゃる薬局です。薬剤師だけでなく事務など他の職種の方も資格の取得や健康イベントの開催を意欲的にされています。
お互いに感化されて自分も頑張ることができるとても良い環境です。自分の強みがきちんと育つそんな薬局だと思います。
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就職活動する学生さんたちにエールをお願いします。就職先としてたくさんの選択肢がある中、何を基準に選べばいいのか分からず凄く悩む時期かと思います。
まず自分の中で優先順位をきちんと決めて、それに合った就職先を選ぶのが1番だと思います。
学生から急に社会人として社会に放り出されるわけなので、きっと心配事が沢山あると思います。
実際働き始めてみたら案外なるようになりますし、自分では思ってもみなかったようなやりがいに出会えるかもしれません。
皆さんが良い環境に巡り会えますように。応援しています!